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男性と比べて女性は性的欲求を感じにくいことも多く、性交渉を求めるパートナーの欲求に応えられず関係が悪化してしまうこともあります。
そんな悩みを持つ女性にとって、救世主とも言えるのが近年開発された女性用バイアグラです。
名前を聞くと男性用バイアグラと同じようなものかと思いがちですが、女性用は男性用とは違った特徴があります。
それぞれの違いや女性用の正しい服用方法、副作用や併用禁忌薬などを知り、安全に使えるように準備しておきましょう。

バイアグラの男性用と女性用の違い

バイアグラというと、基本的には男性用の勃起不全治療薬のことを指します。
男性が勃起不全に陥ってしまうのは、血管が拡張せず男性器に血液が行き届かないことが原因です。
バイアグラの有効成分はシルデナフィルと言い、血管を拡張させるのが主な効果です。
これにより男性器に十分に血液を届けたり、男性器を大きく膨張させたり硬くさせることができます。
一方の女性用バイアグラの場合、詳しく見ると女性の性的欲求の低下を改善するタイプと、血行を促進して膣内の潤いを高め、快感を高めるタイプの2種類に分けられます。
性的欲求を高めるタイプはシルデナフィルとは違う有効成分で、毎日継続して服用すると脳内で分泌される神経伝達物質に作用し、性的欲求を高めることが可能です。
快感を高めるタイプは、男性用と同じようにシルデナフィルを主成分としており、性交渉の前に服用することで効果を発揮します。
女性用バイアグラで主に使われているのは、上記のうち快感を高めるタイプになります。
服用すれば膣内の分泌液が多くなり、不感症や性交痛に悩まされる心配がありません。
男性用の場合は性交渉の1時間前を目安に服用しますが、女性用の場合はどのタイプかによって服用のタイミングが変わります。
性的欲求を高めるタイプは脳内の神経伝達物質に作用する薬なので、毎日性行為とは関係なく服用する必要があります。
男性用は服用後1時間ほどで効果のピークを迎えますが、女性用は服用を始めてからピークを迎えるまでは約8週間必要です。
快感を高めるタイプを使用する場合は男性用と同じように性交渉の1時間前に服用します。
入手方法にも違いがあり、男性用は国内の病院で医師に診察してもらえれば処方してもらえますが、女性用は比較的新しく開発された薬なので国内では未承認となっています。
このため、病院へ行っても購入できないので注意しておきましょう。

女性用バイアグラの正しい飲み方

女性用バイアグラも、正しい効果を得るためには正しい飲み方を実践する必要があります。
正しく服用できていないと、普通に飲んでも効果が無いと思い込んで服用量を勝手に増やし、身体にダメージを与えてしまうこともあるので注意が必要です。
基本的に、女性用バイアグラは錠剤の形をしており、水やぬるま湯などと一緒に飲むことになります。
他の医薬品と同じように、お酒やコーヒー、牛乳など他の飲み物で服用すると成分が変わってしまう可能性があるので避けましょう。
ちなみに、噛んで食べることもできますが苦み成分を感じやすくなってしまうだけですし、うまく胃に届けることができないので必ず水分と一緒に飲み込んでください。
服用するタイミングは、女性用バイアグラのタイプでも変わります。
性的欲求の低下を改善する薬は長期的な服用が必要になり、毎日1錠ずつ服用を続けることになります。
脳内の物質を増やすことで性的欲求を高める作用があるので、効果を実感するまでには1ヶ月から2ヶ月は必要です。
快感を高める薬の場合、男性用バイアグラと同じように性交渉の1時間前に使いましょう。
シルデナフィルは服用から約1時間で効果のピークとなるため、不感症を改善するにはできるだけタイミングを見計らって服用したほうが安心です。
効果の持続時間は約4時間から6時間ほどありますが、1日に服用できるのは1錠までとされているので注意しましょう。
過剰に摂取すると血行が促進され過ぎて体への負担が大きくなり、副作用が出やすくなってしまうので避けるべきです。
初めて女性用バイアグラを購入する場合は、いきなり多量の成分を摂取すると心配なこともあります。
1錠の大きさも結構あるので、半分にカットするなどして試すと良いでしょう。

女性用バイアグラの副作用は?

バイアグラは非常に強い効果を発揮する頼れる薬ですが、その一方で効果に比例して副作用も強くなるため注意が必要です。
男性用にも使用されているシルデナフィルを配合した女性用バイアグラの場合、その症状はめまいや顔の火照り、耳鳴りに吐き気、消化器官の不調など様々なものが現れます。
このような副作用が起きてしまう理由は、シルデナフィルの作用によって血管が広がってしまうためです。
血管が拡張されると、当然ですが全身を巡る血液の量や勢いが強くなり、それだけ身体に負担がかかります。
一気に血液が流れるため低血圧になってしまい、眩暈やふらつきが生じるリスクが高まります。
消化器系に回される血液が足りなくなり、消化不良や下痢などを引き起こすことも珍しくありません。
また、血行が良くなりすぎることで心臓に多大な負担をかけてしまうため、心臓に持病がある人はシルデナフィルを使用することはできません。
シルデナフィルを使っていないタイプの女性用バイアグラも、効果が強いので副作用は起こります。
こちらは失神やめまい、眠気や低血圧、吐き気などの症状が現れやすいです。
これらは神経伝達物質に作用する薬に共通して見られる副作用で、女性用バイアグラだから特別というわけではありません。
怖いのは、服用を続けることでセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質のバランスが乱れてしまうことです。
これらのバランスが崩れると、脳が正常に機能できなくなります。
その結果、精神的な不安や身体に悪影響が現れるなどの二次的な副作用が起きる可能性があります。
いずれの副作用も、どういった症状がどの程度起きるかは個人差が大きいです。
ほとんど感じない人もいれば入院が必要になるほど重症化する人もいるので、服用する場合は十分に注意しましょう。

女性用バイアグラの併用禁忌薬は?

医薬品を使用する場合、どんな薬でも必ず併用禁忌とされる薬があります。
双方の効果を打ち消してしまうものや、逆に効果が強くなりすぎるものなど、成分の組み合わせによっては身体に害を及ぼすこともあるので注意しなければなりません。
女性用バイアグラの場合も例外ではなく、主に使用されているシルデナフィルを配合したタイプだと特に併用禁忌薬が多いです。
心臓病や不整脈の治療に用いられるニトログリセリンやアミオダロン塩酸塩は、併用することで血管が一気に拡張し、急激に血圧が低下してしまいます。
失神や、心臓病や不整脈が悪化して重篤な状態になってしまう危険性もあるので、絶対に一緒に使わないようにしましょう。
こういった併用禁忌薬は、何も内服薬だけに限ったことではありません。
塗り薬や貼り薬、スプレーなど様々な形状で存在しており、内服していなくても影響に違いはないので危険です。
外用薬は内服薬より効果が薄いので安全と思いがちですが、決してそんなことはありません。
心臓病がある場合はそもそも性交渉が心臓に負担となるので避けるべきで、女性用バイアグラを使う以前の問題です。
症状によっては使えることもありますが、危険が伴うことを理解しておきましょう。
どうしても使用したい場合は決して自己判断せず、必ず事前に主治医や薬剤師などに相談することが大切です。
また、医薬品ではありませんがカフェインやアルコールとの同時摂取も控えた方が無難です。
アルコールにはシルデナフィルの持続時間を短くしてしまう作用がありますし、カフェインは成分の吸収率を高めて血中濃度を過剰にしてしまいます。
どちらも正しく効果を得られなくなるので、うっかり服用の前後に摂取しないようにしましょう。

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